おすすめ NAS QNAP TS-233 実機購入レビュー

おすすめNAS QNAP TS-233実機購入レビュー パソコン周辺機器

この記事を見ている方は、家庭用に最初に導入するNASの選定に迷われている方だと思います。私も悩んだ中の一人です。性能、値段、メーカーの信頼性・将来性を考慮して、QNAP社のTS-233を実機購入しました。買って正解の素晴らしい製品でしたので、レビューしたいと思います。

選定理由

1.まず何故NASなのか:Windows11とLinux(Ubuntu)を使っていて、ファイルの移動にUSBメモリを使っていたのですが、遅いし面倒でした。これを解決する方法はないかと思い立ったのがNASです。

2.メーカーの選定:私はQNAP(キューナップ)とSynology(シノロジー)でかなり悩みました。NASを買うのは初めてなので、使いこなせるかの問題が生じますが、その点はSynologyの方が優れているようでした。しかし、同価格帯のモデルで比較すると、Synologyは低スペックなのです。私は、同じ価格で低スペックなのは、損をした気分になるので、Synologyはやめておきました。ただ、小規模な企業で責任者としてNASを導入するとしたら、Synologyのもう少し高価格帯のものを選ぶと思います。使えなかったら責任問題になりますからね。個人で、複雑なことをしないのであればQNAPでいけるだろうと判断しました。

3.1ベイか2ベイか:RAID1を使うか使わないかの問題です。RAID1は「ミラーリング」という機能があり、1台のハードディスクが故障しても、データを失わないで復旧できるというものです。これもかなり悩みました。1ベイでRAID1を使用しなければ、本体も安く、ハードディスクも1台で済みお金がかかりません。しかし、安物買いして、データを失ったら元も子もありません。ということで2ベイのモデルにしました。

4.QNAPの2ベイのNASでどれを選ぶか:私のLAN環境は速度が1GbE(PCやハブ、光回線も1GbEが殆どで、一部のPCが2.5GbEに対応しているだけ)なので、機種は、TS-233に決まりました。2.5GbE環境の方は、TS-216Gなどを選ぶと良いと思います。

QNAP TS-233仕様

QNAP簡単セットアップガイドは公式WebサイトからPDFが公開されているので、ご参照ください。

QNAP簡単セットアップガイド

QNAP(キューナップ)社とは?

QNAPホームページ

台湾のメーカーです。NASだけでなく、ルーターや監視装置のソリューションも手掛けているようです。世界で1300人以上の従業員を擁しているといい大企業と言って良いでしょう。

ハードディスクの選定

1.容量:RAID1を使用することしていたので2台のハードディスクが必要でした。容量が多いほど便利だと思いますが、当然高いです。これは完全に予算の都合で、8TBにしました。

2.ハードディスクメーカー:QNAPのホームページに対応表があります。

TS-233の8TBだと→ここ

この表の中から選ぶのですが、東芝、ウエスタンデジタル、シーゲートの3社があります。これも迷って動作音や耐久性をネットで調べましたが、良いという情報や悪いという情報が錯綜していて判断が付きませんでした。わからないということで、NAS用HDDでその時一番安かった東芝のものにしました。

Toshiba MN08ADA800というモデルにしました。

写真いろいろ

到着時
開封の儀
NAS本体と2台のハードディスクを買いました
箱表
箱裏
ハードディスク箱表
ハードディスク箱裏
NASの箱の蓋を開いた状態
NAS:本体の入った内箱を取り出したところ
NASの内容物:本体、セットアップガイド、ハードディスクの組込み方のガイド、注意事項、延長保証の説明、LANケーブル、ACアダプター、電源コード、HDD取付用ネジ
NAS本体正面
本体右面
本体底面
ACアダプター、電源コード
HDD取付用ネジ
東芝製HDD2台
HDD外箱表
HDD外箱裏面
HDDの外箱の蓋を開いた状態
外箱から中身を取り出した状態
HDDをプチプチ包装から取出した状態
HDDを覆っていた透明プラスチックのカバーを外した状態
HDD表
HDD裏
HDD端子部
HDDを組込むためにNAS本体のカバーを外します。写真の通りネジを1本外します
少し上にずらします
上に引き上げると中身が見えます
2ベイあります
ネジなどでは止められていません。左の突起を押して引き出します
HDDのブラケットを外した状態
内部:そこそこ大きなファンがついています。兄弟モデルの1ベイのものはこのファンが少し小さいです。ファンは大きいほど騒音が低いと言われています。
CPUが見えます
HDDを取付けるブラケット:プラスチック製です。左右のHDD固定用の部品はあまり丈夫ではないので、慎重に外してください。あとはHDDをはめ込んで、左右の部品を押し込むだけで固定されますが、私はネジでも固定しました。
1台目のHDDを差し込みます
奥まで差し込んだ状態:カチンとハマりネジでは固定する必要はありません
2台目のHDDを差し込んだ状態
電源ケーブルの長さは約1mです。やや短いので延長ケーブルを使いました。

ソフトウェアのインストール

QNAP簡単セットアップガイドにそって、Qfinder Proをインストールします。

QNAP Qfinder Pro for Windows(exe)をダウンロードしました
ダウンロードしたexeファイルを実行してインストールします
リージョンの選択:グローバルを選びます
WindowsからNASを参照するには、設定したユーザー名とパスワードを入力します
Ubuntuでは、”ファイル”を起動し”+他の場所”を選ぶとNASが見えます。ここで同様に入力します。
UbuntuでQNAP Qfinder Pro for Ubuntu 64をインストールするにはファイルで右クリックし、別のアプリケーションで開くを選択します。
Ubuntu:ソフトウェアのインストールを選択します
Ubuntu:インストールをクリックするとインストールが始まります

感想

Windows11とUbuntu Desktop 日本語 Remix 22.04 LTSの混在環境で使っていますが、WindowsもUbuntuもユーザー名とパスワードを設定するだけで、共有ファイルは見れるようになりました。何らかの設定が必要だと思っていたのですが、拍子抜けでした。

このNASはファンがついていますが、騒音を気にしている方もいるかもしれません。結論から言うとファンの音は少なからずします。私は寝室兼作業場に設置しているので、寝るときにはファンの音は聞こえます。しかし、最初の日から普通に寝られました。エアコンをかけて寝られる方なら大丈夫だと思いますが、神経質な方は寝室以外に設置したほうが良いかもしれません。

今回、東芝のハードディスクを買いましたが、動作音は結構します。ただ他社のハードディスクと比べてどうなのかはわかりません。しかし、個人使用なので頻繁にNASにアクセスするわけではないのでハードディスクの動作音は気にしなくてよいのではないでしょうか

QNAPには様々なNAS用アプリケーションが用意されており、入門機であるこの機種でも高度なことが可能です。そうした機能を使うのは少しハードルは高いと思います。しかし、共有ファイルを作る位ならセットアップガイドにそって設定するだけです。

転送速度は非常に高速で、1Gbps環境で、700〜900Mbps出ました。十分な速度です

良い買い物をしたと思っています。おすすめのNASです。

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