【Ryzen7強力ミニPC】Beelink SER5 MAXおすすめ実機レビュー

【Ryzen7強力ミニPC】Beelink SER5 MAXおすすめ実機レビュー ミニPC

メインPCとして十分に使えるミニPCとして、Beelink SER5 MAXを買ってみましたので、ご紹介します。価格に見合う高性能なおすすめミニPCです。

はじめに

少し前に、Beelink EQ12 N100というミニPCを買いましたが、それ以来ミニPCの魅力にはまってしまいました。Beelink EQ12 N100の詳しいご紹介は↓

当初の目的は、Linux専用マシンを持つことでした。しかし、ミニPCでもWindowsが快適に動くことがわかり、Linuxを入れずそのまま使っていました。

結局、Linux専用マシンも欲しいので、もう一台Beelink EQ12 N100を買おうかと思いましたが、それだと、ワクワク感!がありません。

そこで、Beelink EQ12 N100にLinuxを入れ、もう一台Windows用のミニPCを買おうと思った次第です。私はAMDのCPUを使った事がなく興味があったのと、メモリが32GBのモデルが欲しかったので、その中でも安価(と言っても私が買ったときは6万円台でしたが)ものということで、Beelink SER5 MAXを選びました。

Beelinkとは?

Beelink-Home Page

Beelink-Company Profile

Beelinkとは、2011年に深センに設立されたShenzhen AZW Technologyのブランド名のようです。

今回私が購入したBeelink SER5 MAX 5800Hの仕様

公式ページ-Beelink Mini PC SER5 MAX 5800H

CPURyzen 7 5800H 8C/16T
GPUAMD Radeonグラフィックス 8コア 2000Mhz
メモリSO-DIMMデュアルチャネルDDR4 32GB(16GB×2)、最大64GB
ストレージ1TB M.2 PCIe NVME 2280
LAN1000Mbps RJ45×1
WiFiWi-Fi 6(802.11ax)
BluetoothBluetooth 5.2
ポート(前面)USB-A(3.2Gen2 10Gbps)×2、USB-C(映像出力可10Gbps)×1、3.5㎜イヤホンジャック、RTCキー(BIOSクリアー)
ポート(背面)USB-A(3.2Gen2 10Gbps)×1、USB-A(2.0 480Mbps)×1、イーサネットRJ45×1、HDMI2.0(4K 60Hz)×1、DP1.4(4K 144Hz)×1、電源アダプター端子
本体のサイズ126mm×113mm×42mm
本体重量約500g
OSWindows11Pro

写真いろいろ

到着時。アマゾンで買いました。
開封の儀。
Beelink SER5 MAXの他、HDMIケーブル、LANケーブルも買いました。

LANケーブルは、Cat.6Aのもの。これ以上のグレードのものはアースをしないといけないためCat.6Aがおすすめです。買ったのはこれ↓

外箱。技適マークのシールが貼ってありました。
箱のガワを外すと、黒い箱が出てきます。
黒い箱の蓋を取ると、Helloの文字の紙、箱の蓋の裏には緩衝材のスポンジが付いています。
Hellowの紙、ユーザーマニュアルをとると、本体が見えます。
パッケージ内容。
箱の底に、ACアダプター、HDMIケーブル×2(90cm、20cm)、ディスプレイの裏に付けるための金具とネジが入っています。
付属物。
ACアダプター。
ACアダプター。出力:19.0V=5.26A
ACアダプターのコード長は、約190cm。
本体正面。布のようなテクスチャが貼ってあります。
本体裏面。
本体側面・左側。メッシュの通風孔が開いてます。
本体側面・右側。
本体正面。左から、USB-A3.2 Gen2(10Gbps)×2、USB-C(映像出力可10Gbps)×1、RTCキー(BIOSクリアー)、、イヤホン端子、電源ボタン。
本体背面。左から、LAN 1000Mbps、USB-A3.2 Gen2(10Gbps)、USB-A2.0 (480Mbps)、DP1.4(4K 144Hz)、HDMI2.0(4K 60Hz)、電源端子。

電源を入れて、初期セットアップ

少し前に買った、Beelink EQ12 N100の時と同じです。下記をご参考にしてください。

この画面は、EQ12で見たかどうか覚えていません。

Windows11のライセンス認証について

コマンドプロンプトを開き(タスクバーの検索にcmdと入力すると出ます)、「slmgr /dli」と入力してEnterキーを押します。

VOLUMEライセンスになっていました。RETAILライセンスとするため、クリーンインストールしました。クリーンインストールは、十分のご注意の上、ご自分のご判断で行ってください。

クリーンインストール

Beelink EQ12 N100の時と同様です。下記をご参照ください。

Beelink EQ12 N100とは異なるところは、Beelink SER5 MAXは、前もってWi-Fiドライバーを準備する必要がありません。有線LANを繋げば、何もせずインストールできました。

クリーンインストール後のライセンス関係

設定からライセンス認証を確認します。

普通に認証されています。

ライセンスの種別を確認します。

コマンドプロンプトを開き(タスクバーの検索にcmdと入力すると出ます)、「slmgr /dli」と入力してEnterキーを押します。

クリーンインストール前。VOLUMEライセンスでした。
クリーンインストール後。無事RETAILライセンスになりました。

ここで、プロダクト キーの一部が表示されますが、クリーンインストールの前後でキーは変わっていました。

不明なデバイスを解消する

タスクバーに「デバイス マネージャー」と入力して、デバイスマネージャーを起動します。

クリーンインストール直後は、不明なデバイスがあります。

マルチメディア コントローラーが不明なデバイスになっています。

この不明なデバイスはAMDからドライバーをインストールすると解消します。

AMDのドライバー&サポートにアクセスします。

このスクリーンショットのように、選んでください。
Windows11-64ビット版を選択します。
ダウンロードし、インストールして下さい。これでデバイスマネージャーから不明なデバイスが消えます。

CPU-Zのスクリーンショット

GPU-Zのスクリーンショット

CrystalDiskInfoのスクリーンショット

ベンチマーク

CPU-Zの結果。Beelink EQ12 N100は、383.2/1304.8でしたので、大幅にパワーアップしています。特にマルチスレッド性能は伸びが大きいです。
FF14ベンチの結果。Beelink EQ12 N100では2561でした。もう少し設定を調整すれば使えると思います。
ドラクエ10の結果。Beelink EQ12 N100では2561でした。余裕で動きますね。
ドラクエ10の低品質での結果。Beelink EQ12 N100では3328でした。
ドラクエ10最高品質の結果。メインのドラクエ10マシンにしてもいいかもしれませんね。
CrystalDiskMarkの結果。Beelink EQ12 N100がNVMe SSDとしては遅かったのですが、こちらはきちんと速度が出ていています。

今回購入したミニPCの良い点・悪い点

良い点

・動作がきびきびとしていて快適メインマシンとして十分使える

小型でコンパクト。持ち運びでの運用も実用範囲に入る。

・FF14は設定を調整すればなんとか、ドラクエ10は余裕で動作します。

・Windows11Proの起動・終了がとても早い。(10秒あるかないか程)

悪い点

・負荷がない時はほぼ無音ですが、負荷が高くなると、静音PCユーザーならファンの音が気になるかもしれない。

(2024.5.5追記)BIOS画面からファンの設定を調整できます。重い処理以外はほぼ無音になりました。

・クリーンインストールしなければ、Volumeライセンスで使うことになる。

(追記)メモリを64GBにしました

感想

これほどコンパクトな筐体で、性能は8コア16スレッドのRyzen 7 5800Hで、重い3Dゲーム以外で速度に不満を持つことはないと思います。私は、メインマシンとして使っています。

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コメント

  1. 通りすがり より:

    全く同じ物を買いました。
    一点だけ教えてほしいのですが
    スタートメニューからスリープを選ぶと、どれくらいでスリープ状態になりますか?
    僕のSER5はスリープ選択→モニター消灯→ミニPC本体は電源ボタンのLEDが点灯したまま→2分くらい経って、ようやくLEDが暗くなる(スリープ完了)って感じです。
    シャットダウンの時はモニター消灯後にミニPC本体もすぐに電源が切れるのに
    スリープの時だけめちゃくちゃ時間がかかります。

    故障なら返品したいので教えてほしいです。

    • 相川ハヒフ 相川ハヒフ より:

      こんばんわ
      試してみましたが、
      スリープを選択すると瞬間に画面が消え、数秒で電源LEDも消えました。
      リターンキーを押すと復帰しますが、それも数秒です。
      特におかしな挙動はなかったです。

      私はクリーンインストールして、AMDのドライバーを入れています。
      それを試されてみてはいかがでしょうか?
      それでも良くならなかったら、返品してみてください。

      あと、マイクロソフトのお節介な設定は
      【要注意】今すぐ変更すべきWindows 11の設定!
      https://www.youtube.com/watch?v=zmo_ef3ZZHI
      で切っています。

      また、OneDriveの同期も
      【Windows11】PC買ったら即実行⑦ OneDriveの同期停止方法&便利な活用法(ワンドライブ)
      https://www.youtube.com/watch?v=1_TsNqrhM9w
      で切っています。

  2. 通りすがり より:

    ご回答ありがとうございます。
    やはり正常ではないようですね。
    OSの設定から初期化は試したのですが改善しなかったので
    クリーンインストールを試してみます。
    大変参考になりました。

    • 相川ハヒフ 相川ハヒフ より:

      直るといいですね。
      OSがOneDriveの同期が完了するのを待っているのかもしれません。
      OneDrive関係も見直ししてみてくださいね。

  3. AT より:

    こちらの記事を参考にSER5 MAXのクリーンインストールを行ってみました。
    記事内容と一点違うところがあり、Volumeライセンスでは無くOEMライセンスの状態で届きました。
    OEMライセンスの状態でもライセンス認証ができなかったため、クリーンインストールしてRetailライセンスにしたのですが、変わらずにライセンス認証できないままです。

    OEMの場合は記事内容と手順が違うのでしょうか?

    もしお知りでしたら、アドバイス頂きたいです、、!

    • 相川ハヒフ 相川ハヒフ より:

      情報ありがとうございます。

      私は4台程BeelinkのミニPCを扱いましたが
      どれもが初期状態ではVOLUMEライセンスでした。
      ただその状態でも、”システム>ライセンス認証”を見ると
      “ライセンス認証の状態 アクティブ”となっており、
      認証はされていました。
      ただ、その時、「slmgr /dli」を実行すると
      VOLUMEライセンスと表示されました。

      最初から、OEMライセンスの場合は問題はないので
      本来はクリーンインストールする必要はありません。

      >OEMライセンスの状態でもライセンス認証ができなかった
      これは、メーカーの責任だと思われますので、
      その旨連絡して、指示を仰がれてはいかがでしょうか?

  4. AT より:

    お返事ありがとうございます。

    本来は必要ない作業だったんですね、、
    メーカーに連絡してみます、ありがとうございます!

    • 相川ハヒフ 相川ハヒフ より:

      たぶんプロダクトキーを送ってくれると思います。
      直るといいですね。