パソコンを一度も使った事がない人向けの情報発信をしたいと思い、実際に買って読んでみました。パソコンを始めたい方に参考になる情報となるよう心掛けて書きました。ぜひご覧になってみてください。
はじめに
スマートフォンは使っているが、家にインターネットの光回線は引いておらずパソコンは一度も使ったことのない人向けの情報発信をしたいと思っていました。初心者の方が何かを始める際に、まず実行することと言えば『入門書を買って読む』ことだと思います。
そのために、Windows11に対応している初心者向けの本を10冊購入しました。全部ご紹介するつもりです。この記事はその第五弾となります。
第四弾は↓です。
第三弾は↓です。
第二弾は↓です。
第一弾は↓です。
本の情報
本の題名 | いちばんやさしいパソコン超入門 ウィンドウズ 11対応 (一冊に凝縮) |
著者 | リブロワークス |
発行所 | SBクリエイティブ |
総ページ数 | 256ページ |
発行日 | 2022年6月1日 初版第1刷発行 |
寸法 | 18.3 x 1.8 x 23.2 cm |
目次
第1章 パソコンをはじめよう
第2章 デスクトップを操作してみよう
第3章 文字を入力しよう
第4章 文章を編集しよう
第5章 インターネットをはじめよう
第6章 インターネットを活用しよう
第7章 電子メールを使おう
第8章 スマホから写真を取り込もう
第9章 ファイルを整理しよう
第10章 困ったときの解決Q&A
付録 マイクロソフトアカウントについて知ろう
写真
文字の見やすさなど
文字サイズは大きめで、これが読みにくいと思われる方はあまりいないと思います。スクリーンショット内の文字はやや小さいですが、読めなくても構わない部分なので問題ありません。フルカラー印刷で読みやすいです。年配の方も安心して読めます。
この本の良い所
1.巻頭に『パソコンを始める前に』という題で、
必要なものを揃えたら、初期設定をします。詳しい人に聞くか、パソコンを購入した家電量販店などで有償サポートを受けるといいでしょう。
本書p.16より
とはっきり、この本では解説しないと宣言しています。潔いと思います。今まで読んだ入門書では、初期設定については、それ自体全く触れないことがほとんどです。
2.ウインドウズの基礎の基礎を徹底的に丁寧に書いている。書いてある順序も読みやすいです。他の入門書では、書く項目の順序が納得がいかないものが多かったです。ただし、マイクロソフトアカウントの解説は巻末にあります。これはパソコンを買ってから一番最初に行わなければならないことです。しかし、本書では初期設定は自分では行わないことを前提としているので、こうなっているのだと思います。
3.ワード、エクセルといった有料のソフトでの解説がない。こうした有料ソフトは、自分が必要と感じた時に買えば良いものです。初心者向けの入門書で解説するのは問題外です。
この本の悪い所
1.どんなパソコンを買ったら良いかやインターネット回線の選び方、Windows11の初期設定に関する記述は全くありません。従って、本書だけ読んでもパソコンを使用可能な状態にできません。
この本は入門書での5冊目ですが今にして思うと、パソコンの選定やインターネット回線は別として、Windows11の初期設定をするには、Windowsの基礎知識がなければ始まりません。そうした基礎知識がない方は、本書のような入門書を買ってみることは必要なことかもしれないと思います。
2.ブラウザーの使い方が解説されていますが、入門書ではありがちなエッジでの解説です。スマートフォンでアンドロイドを使っている方は、クロームを使う方が簡単です。そうしたことを一言も書いてくれないのは不親切です。
ただし、この本ではアプリケーションのインストールという概念自体を解説していないので、読者のパソコンの知識をそこまで求めないという姿勢に見えます。割り切った考えで書かれているといえます。
まとめ
巻頭で初期設定については解説しないとはっきり宣言しており、そうしたことを求めない方、特に全くパソコンに触れたことさえないという方には、本書はおすすめです。Windowsの基礎の基礎を解説した入門書は今までご紹介した本の中にもありましたが、本書は、解説の順序が一番わかりやすくできています。パソコンの知識が全くない方には、一番にお勧めできる本です。
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