M42マウントのオールドレンズをソニーEマウントのカメラで使いたい。そんなときに必要になるのが、M42レンズをソニーEマウントへ変換するマウントアダプターです。今回、私が実際に購入して試してみたのが、SHOTENのヘリコイド付きM42→ソニーEマウントアダプターです。
はじめに
この製品の特徴は、単純にM42レンズをソニーのカメラに装着できるだけではありません。
アダプターにヘリコイド機構を搭載しており、レンズを前後に繰り出すことで、通常よりも近い距離で撮影できるようになっています。
今回は、手持ちのSONY α7IIIとPentax M42 Super-Takumar 135mm F2.5と組み合わせて実際に撮影してみました。
写真など
商品が届いたときの外箱・包装
まずは商品が届いたときの状態です。







アダプター本体を確認
箱から取り出したアダプター本体がこちらです。




SHOTENらしいシンプルな外観で、金属製のボディになっています。
今回の製品で特に目を引くのが、中央部分にあるヘリコイド機構です。
この部分を回すことで、アダプターの長さを変えることができます。
メーカー公称の繰り出し量は約25mm。
一般的なM42→ソニーEマウントアダプターにはない、この繰り出し機構が最大の特徴です。
ヘリコイドがあると何が変わる?
では、ヘリコイドによって何が変わるのでしょうか。
通常、レンズには「最短撮影距離」があります。
その距離よりも近づくと、レンズをどれだけ動かしてもピントが合いません。
M42レンズを普通のマウントアダプターでソニーEマウントのカメラに装着した場合も、基本的にはこの制限があります。
ところが、ヘリコイドを繰り出すとレンズとカメラの距離が変化します。
その結果、レンズ本来の最短撮影距離よりも近い位置でピントを合わせられるようになります。
簡単に言えば、
「もう少し寄りたい」をアダプター側で実現できる
というわけです。
Super-Takumar 135mm F2.5で実際に撮影
今回使用したのは、Pentax M42 Super-Takumar 135mm F2.5です。
そして被写体に選んだのが、布の上に置いたコイン。
今回は、このコインを使ってヘリコイドの効果を比較してみました。
まずはヘリコイドを使わない状態。
その状態でピントが合う範囲を確認します。
次にヘリコイドを繰り出し、同じコインを撮影。
この2枚を比較してみます。

Super-Takumar 135mm F2.5を通常の状態で使用すると、被写体に近づいていったところでピントが合わなくなります。
コインをさらに大きく写したいと思っても、レンズ本来の最短撮影距離があるため、これ以上近づくことができません。
続いて、ヘリコイドを繰り出して撮影してみました。

すると、先ほどよりもコインに近づいた位置からピントを合わせられます。
同じSuper-Takumar 135mm F2.5を使用しているにもかかわらず、撮影できる距離が変わりました。
この比較は、今回実際に使ってみて一番分かりやすかったポイントです。
スペックには約25mmの繰り出し量とありますが、数字だけでは実際の変化をイメージするのは難しいもの。
実際に同じレンズと同じコインを撮影して比較すると、
「なるほど、こういうふうに寄れるようになるのか」
と分かります。今回使ったのは135mmのSuper-Takumar。
標準レンズではなく、中望遠のオールドレンズです。
それでもヘリコイドを使うことで、通常よりも近い距離から撮影できました。
M42レンズをすでに持っていて、
「このレンズ、もう少し寄れたらいいのに」
と感じた経験がある人なら、この機構のメリットを実感しやすいと思います。
新しいレンズを購入しなくても、アダプターを追加することで撮影できる距離を変えられるからです。
実際に使って感じたメリット
通常のマウントアダプターなら、M42レンズをソニーEマウントのカメラで使えるようにするだけ。
それに対してヘリコイド付きなら、さらに近接撮影という使い方ができます。
「新しいレンズを買う」という方法ではなく、今持っているレンズの使い方を増やすという発想が面白いところです。
気になったところ
近距離になるほどピント合わせはシビアになります。
特に大きく繰り出した状態では、ピントが合う範囲が狭くなるため、MFで慎重にピントを合わせる必要があります。
また、ヘリコイドを繰り出した状態では、通常の撮影距離とはピントが合う範囲が変わります。
そのため、通常撮影と近接撮影を切り替える場合は、ヘリコイドを戻して使用することになります。
こんな人におすすめ
M42オールドレンズを持っている
ソニーEマウントのカメラを使っている
Super-TakumarなどのM42レンズを活用したい
手持ちのレンズでもう少し近づいて撮影したい
オールドレンズで近接撮影を楽しみたい
MF撮影が好き
普通のマウントアダプターでは物足りない
反対に、AFを使って手軽に撮影したい人には、少し方向性が違います。
この製品は、オールドレンズを自分で操作して楽しみたい人向けのアイテムです。
まとめ-手持ちのM42レンズをもう少し寄れるようにしたいなら
今回は、自分で購入したSHOTENのヘリコイド付きM42→ソニーEマウントアダプターを、Pentax M42 Super-Takumar 135mm F2.5と組み合わせて実際に試しました。
ヘリコイドを使わない場合と繰り出した場合を比べることで、同じ135mmレンズでも、より近い距離から撮影できることが確認できました。
M42レンズをソニーEマウントで使うだけなら、一般的なマウントアダプターでも十分です。
でも、
「もう少し寄って撮りたい」
「手持ちのM42レンズをもっと活用したい」
という人にとって、ヘリコイド付きというのは大きな魅力。
今回実際に使ってみて、単なる「レンズとカメラをつなぐためのアダプター」ではなく、手持ちのオールドレンズでできることを増やしてくれるアイテムだと感じました。
M42レンズを持っているソニーユーザーなら、ぜひ一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
↓ポチッと応援よろしくお願いします。

コメント